夏休み、おうちで楽しむ国立天文台コンテンツ – JPN
夏休み、おうちで楽しむ国立天文台コンテンツ
コロナ禍が続く中、二度めの夏休みがやってきました。まだ、なかなか気軽には出かけられないお子さんと保護者の皆さんに、自宅で楽しめる国立天文台のコンテンツを紹介します。
だいたい10分でわかる!?宇宙のおはなし
私たちが住んでいる太陽系には、いったい何があるんだろう?織姫星(おりひめぼし)と彦星(ひこぼし)の間に流れる天の川って、本当は何でできているの?そんな疑問を抱いたことはありませんか。
国立天文台のYouTubeチャンネルでは月に一度、「小学生向け天文ミニレクチャー」をライブ配信しています。「だいたい10分でわかる」を目標に、太陽系や天の川など身近な天文の話や、節分やうるう年といった暦の話、月食などの天文現象についてわかりやすく解説します。また、チャットを使った視聴者からのコメントも受け付けていますので、話を聞いていて疑問に思ったことや普段からふしぎに感じていたことなどを、直接尋ねることもできます。
8月のテーマは「ペルセウス座流星群」。毎年夏になるとニュースでよく聞く名前ですが、流星群とはそもそも何なのか、今年はどのくらい流れ星が見えるのか、といったお話をお届けします。
過去の配信もアーカイブで見ることができますので、まずは気になるタイトルをクリックしてみてください。
あつまれ!天文学者の卵たち
すばる望遠鏡の子ども向けウェブサイト「すばるキッズ」で「こども天文学者」になってみませんか?
「すばるキッズ」は、すばる望遠鏡のことを知りたい皆さんに、ぴったりのウェブサイト。公式キャラクターのSUBBY(スービー)と一緒に宇宙のこと、すばる望遠鏡やそこで働く人々のことを、楽しみながら学ぶことができます。すばる望遠鏡博士になって、「こども天文学者認定証」を手に入れましょう!2002年のサイト開設から20周年を間近に控え、今年5月に大幅リニューアルした「すばるキッズ」を、ぜひお楽しみください。
とびだせ!天文学者の卵たち
「すばるキッズ」ですばる望遠鏡についてすっかり詳しくなった!という皆さん、次は電波天文学の扉をたたいてみましょう。アルマ望遠鏡の子ども向けウェブサイト「アルマキッズ」は、アルマ望遠鏡について2分程度の短いアニメーションで紹介するシリーズ「Why ALMA?」をはじめ、研究成果をわかりやすく解説する読み物など、盛りだくさんの内容で皆さんをお待ちしています。
このほかにも、動画を見ながらミッションを進めるワークショップ、マンガでわかるアルマ望遠鏡、ぬりえやペーパークラフトといった、親子で楽しめるコンテンツもたくさん用意しています。教育コンテンツ一覧からお好きなメニューを探して、夏休みの間にじっくり楽しんでみませんか。
広い宇宙に出航しよう!
時は西暦2020年、宇宙はみんなの海になりました。市民天文学者としてクルーズ船に乗り込み、ゲーム感覚で楽しみながら宇宙の大海原で銀河の形の分類にチャレンジしてみませんか?
「GALAXY CRUISE(ギャラクシークルーズ)」は、研究者と市民が一緒に科学的活動を行う「市民天文学」プロジェクトです。すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラHyper Suprime-Cam(ハイパー・シュプリーム・カム)が撮影した宇宙の画像の中から、ユニークな形をした「衝突銀河」を調べます。天文学者だけでは分類しきれない膨大な数の銀河たち。その調査に、ぜひ皆さんの力を貸してください!
他にもいろいろ、国立天文台のおうちコンテンツ
ここに紹介したコンテンツのほかにも、国立天文台はさまざまな動画や特設ウェブサイトを公開しています。中高生のための天文学講座や、流星群や日食・月食の仕組みをわかりやすく説明する動画、すばる望遠鏡やアルマ望遠鏡の研究を紹介する特設サイトなどもありますので、より詳しく知りたい、楽しみたいという方はぜひこちらもご覧ください。
文:夏苅聡美(国立天文台 天文情報センター)
出典:国立天文台ニュース