夕張市財政再生計画の変更の同意
昨年12月6日に夕張市の財政再生計画の変更について総務大臣が同意したが、その後に発生した新たな事情に早急に対応するため、令和4年度及び令和5年度の各年度の歳入・歳出額等を変更するもの。
○ 変更に伴い必要となる財源については、新たな歳入の確保等により対応することとしており、財政再生計画の主要部分である計画期間、財政再生の基本方針等について変更はない。
Ⅰ 歳入・歳出額の変更における主な内容
1 主な変更事項
令和4年度
(1)幸福の黄色いハンカチ基金積立(+325百万円)
夕張まちづくり寄附条例に基づき、夕張市のまちづくりに関して寄せられた寄附金(ふるさと納税)を「幸福の黄色いハンカチ基金」へ積み立てるもの。
(財源)寄附金収入 325百万円
(2)市立診療所等移転改築(+186百万円)
市立診療所等の建設工事に係る資材費の高騰及び進捗状況に対応するため、経費を増額するもの。
(財源)国支出金 93百万円
地方債 93百万円
令和5年度
(1)市立診療所等移転改築(+971百万円)
市立診療所等の建設工事及び医療機器の整備等を行うため、必要な経費を計上するもの。
(財源)国支出金 151百万円
道支出金 16百万円
地方債 629百万円
一般財源 175百万円
(2)石炭博物館模擬坑道復旧工事(+397百万円)
平成31年4月に火災が発生した夕張市石炭博物館模擬坑道の復旧工事等を行うため、必要な経費を計上するもの。
(財源)国支出金 174百万円
道支出金 9百万円
地方債 214百万円
2 性質別歳入・歳出の増減
令和4年度
【一般会計】
(1)歳入
国道支出金の増(+337百万円)、繰入金の減(▲358百万円)、地方債の増(+251百万円)、その他の増(+332百万円)により562百万円の増
(2)歳出
人件費の増(+15百万円)、物件費の増(+10百万円)、維持補修費の増(+31百万円)、建設事業費の増(+187百万円)、繰出金の減
(▲11百万円)、その他の増(+330百万円)により562百万円の増
令和5年度
(1)歳入
地方税の増(+157百万円)、地方譲与税の減(▲15百万円)、地方交付税の減(▲19百万円)、国・道支出金の増(+223百万円)、繰入金の増(+615百万円)、地方債の増(+789百万円)、その他の減(▲47百万円)により1,703百万円の増
(2)歳出
人件費の増(+61百万円)、物件費の増(+775百万円)、維持補修費の減(▲95百万円)、扶助費の減(▲144百万円)、建設事業費の増(1,048百万円)、公債費の減(▲110百万円)、繰出金の減(▲36百万円)、その他の増(+204百万円)により1,703百万円の増
Ⅱ 財政の再生に必要な計画及び歳入又は歳出の増減額の変更
人件費について、全国都市最低水準を基本とした適切な比較を踏まえ、給料月額の削減率の改定を行うことから、計画本文を次のとおり変更する。
第4 財政の再生に必要な計画及び歳入又は歳出の増減額
1 事務及び事業の見直し、組織の合理化その他の歳出削減計画
(1)人件費
イ 一般職給与の削減
【変更前】
・給料月額は7%削減とする。
【変更後】
・給料月額は5%削減とする
別紙1のとおりです。
2.財政再生計画の変更の内容
別紙2のとおりです。
出典:総務省ホームページ(当該ページのURL)