「生活者としての外国人」のための日本語学習サイト「つながるひろがる にほんごでのくらし」(通称:つなひろ)新たに4言語を追加しました
令和3年12月20日
文化庁は、「生活者としての外国人」のための日本語教室空白地域解消推進事業の一環として、外国人が生活場面に応じた日本語を学習できるICTを活用した教材を開発・提供しています。今回、その教材に新たに4言語(韓国語、タイ語、ミャンマー語、モンゴル語)を追加して、合計14言語で公開しました。各国言語を使用されている方に対して、効果的な日本語学習を提供してまいります。
記
1.目的
我が国の在留外国人は、約282万人(令和3年6月末)となっており、新型コロナウイルス感染症の影響はあるものの、増加傾向にあり、日本語教育に対するニーズが高まっています。しかし、地域によっては「生活者としての外国人」対象の日本語教室がない市区町村(以下「空白地域」という。)が多数あります。そのため、空白地域に住む外国人等を対象として、生活に必要な日本語の学習機会を提供することを目的とし、日本語学習サイト「つながるひろがる にほんごでのくらし」(通称:つなひろ)の開発・提供を行っています。
従来対応していた10言語(英語、中国語(簡体字)、ポルトガル語、スペイン語、ベトナム語、フィリピノ語、ネパール語、インドネシア語、クメール(カンボジア)語、日本語)に、今回、4言語(韓国語、タイ語、ミャンマー語、モンゴル語)を追加して、合計14言語で公開しました。
2.概要
- ○14言語に対応した日本語学習コンテンツ
- 本サイトでは、14言語対応(注)を目指して、令和2年度のサイトオープン時から順次言語数を拡充してきました。今回、新たに追加する4言語を以って、日本語を含む14言語の実装が完了します。
- 令和2年6月
英語、中国語(簡体字)、ポルトガル語、スペイン語、ベトナム語、日本語(6言語)
- 令和3年3月
フィリピノ語、ネパール語、インドネシア語、クメール(カンボジア)語(4言語)
- 令和3年12月(今回新たに追加)
韓国語、タイ語、ミャンマー語、モンゴル語(4言語)
【対応言語】
全14言語
なお、在留外国人数統計(法務省)では、令和2年12月末時点での在留外国人の国籍数は194ですが、本サイトの14言語は、このうち、約9割の国の言語に対応しています。
(注)「外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策(令和3年度改訂)【令和3年6月15日外国人材の受入れ・共生に関する関係閣僚会議】」
3.参考
- 日本語学習サイト「つながるひろがる にほんごでのくらし」とは
- ●サイトの特徴
- 我が国で生活する外国人が円滑な生活を送るために、買い物や役所等の生活の場面に特化した日本語学習ができるように作られた自学自習のための学習用サイトです。動画を中心とした構成となっており、実際の生活でどのような日本語が使われるのか、動画を見ることを通じて学ぶことができ、同時に生活に関係する知識についても知ることができます。また、レベルが三つに分けられ、学びたい場面や自分の日本語能力に合ったレベルを選択できるようになっています。
- また、地域の日本語教室等での学習教材としても活用可能です。
- 本サイトURL https://tsunagarujp.bunka.go.jp/
- ●対象国内に在住する外国人等
- ●公開開始日令和2年6月1日
- ●内容
- 生活に根差した28シーンにおける日本語学習ができるコンテンツを収録
- ●その他の特徴
- ・無料提供・登録不要。パソコンの他、スマートフォン表示にも対応。
- ・外国人や日本語の指導者が本サイトを活用しやすいように「使い方ガイドブック」や、広報ツールとしてパンフレットや宣伝用動画も併せて公開。
- 本サイトの広報ツールURL https://tsunagarujp.bunka.go.jp/about-link
- ・自分に合った学習レベルを知ることができる機能も搭載。
- ・会話だけでなく、読み書きに関するコンテンツも収録。
- ●利用者の声(例)
- ・このサイトには日常生活でよく出会うシーンにおける会話がたくさんあり、状況に応じた会話を学ぶことができるので便利である。
- ・動画には、日本語と外国語、ローマ字の字幕があるため分かりやすく、それらを選択できるので自分の能力に合わせて学習ができる。
- ・動画を通じて日本語を聞くことができ、「聞く」能力を向上させることができる。
- ・言葉だけでなく、日本での生活で遭遇する多くのシチュエーションやその状況での対処法を学ぶことができ、文化・習慣等の理解にもつながる。
- ※本サイトは、文化庁の「生活者としての外国人」のための日本語教室空白地域解消推進事業の一環として、凸版印刷株式会社に委託して開発・運営するものです。
<担当>文化庁国語課地域日本語教育推進室
室長補佐津田
日本語教育推進室坪田
専門職北村
電話:03-5253-4111(内線4845,4895)
FAX:03-6734-3818
E-Mail:[email protected]
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出典:文化庁ホームページ(URL)