パキスタン・イスラム共和国に対する無償資金協力「ムルタンにおける下水・排水サービス改善計画」
8月3日(現地時間同日)、パキスタン・イスラム共和国の首都イスラマバードにおいて、我が方、本田太郎外務大臣政務官と、先方、サルダール・アヤーズ・サーディク・パキスタン・イスラム共和国経済大臣(H.E. Sardar Ayaz Sadiq, Minister for Economic Affairs, the Islamic Republic of Pakistan)の立会いの下、我が方、和田充広駐パキスタン・イスラム共和国日本国特命全権大使と、先方ミヤン・アサド・ハヤウッディン・パキスタン・イスラム共和国経済省次官(H.E. Mr. Mian Asad Hayaud Din, Secretary, Ministry of Economic Affairs, the Islamic Republic of Pakistan)との間で、無償資金協力「ムルタンにおける下水・排水サービス改善計画」(供与限度額12.36億円)に関する書簡の交換が行われました。
- パキスタンの下水道は、普及率が低いことに加え、下水管や関連機材の老朽化により処理能力が低下しており、マンホール周辺に下水が溢れるといった衛生上の問題を抱えています。特に、パンジャブ州南部の中心県であるムルタン県ムルタン市の下水道施設の多くは人口増加に伴う下水流量の増加と泥砂やゴミの堆積による処理能力の低下により下水が溢れた結果、市街地の道路では汚水による道路封鎖が発生しているなど、下水による冠水の解決は、保健衛生上の喫緊の課題となっています。
- この計画では、ムルタン市において、下水道機材等の更新を行うものです。この協力により、同市における下水道サービスの向上を図り、もって同市の衛生環境の改善に寄与することが期待されます。
パキスタン・イスラム共和国は、面積約79.6万平方キロメートル(日本の約2倍の大きさ)、人口2.2億人(2021年、世界銀行)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)1,500米ドル(2021年、世界銀行)。
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出典:外務省ホームページ(URL)
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