北朝鮮によるミサイル発射事案に関する関連情報について-
北朝鮮は、本日6時台、北朝鮮内陸部から、2発の弾道ミサイルを東方向に向けて発射した。詳細については現在分析中であるが、落下したのは北朝鮮東岸付近及び日本海であり、我が国の排他的経済水域(EEZ)外と推定される。飛翔距離等については以下のとおりと推定されるが、引き続き分析中である。
① 6時00分頃、北朝鮮内陸部から東方向に向けて発射し、最高高度約100km程度で、約350km程度飛翔。
② 6時15分頃、北朝鮮内陸部から東方向に向けて発射し、最高高度約50km程度で、約800km程度飛翔。また、当該弾道ミサイルは変則軌道で飛翔した可能性がある。
2.付近を航行する航空機や船舶への情報提供を行ったところ、現時点において被害報告等の情報は確認されていない。
3.総理には、本件について直ちに報告を行い、
① 情報収集・分析に全力を挙げ、国民に対して、迅速・的確な情報提供を行うこと
② 航空機、船舶等の安全確認を徹底すること
③ 不測の事態に備え、万全の態勢をとること
の3点について指示があった。
4.また、政府においては、官邸危機管理センターに設置している「北朝鮮情勢に関する官邸対策室」において、関係省庁からの情報を集約するとともに、緊急参集チームを招集し、対応について協議を行った。
5.これまでの弾道ミサイル等の度重なる発射も含め、一連の北朝鮮の行動は、我が国、地域及び国際社会の平和と安全を脅かすものである。また、このような弾道ミサイル発射は、関連する安保理決議に違反するものであり、我が国としては、北朝鮮に対して厳重に抗議し、強く非難した。
6.国民の生命・財産を守り抜くため、引き続き、情報の収集・分析及び警戒監視に全力を挙げ、今後追加して公表すべき情報を入手した場合には、速やかに発表することとしたい。
出典:首相官邸ホームページ