政府与党連絡会議 – JPN
令和5年1月5日、岸田総理は、総理大臣官邸で政府与党連絡会議に出席しました。
総理は、冒頭の挨拶で次のように述べました。
「本日は、新年初めての政府与党連絡会議になります。岸田政権は、昨年1年で、日本経済の力強い成長と新たな国際秩序を創造するため、防衛力強化、新しい資本主義、GX(グリーン・トランスフォーメーション)、また、新時代リアリズム外交といった政策を進めてきました。本年は、これらを本格稼働させ、結実させていく年だと考えております。
本年は、日本はG7議長国として、5月に広島サミットを主催いたします。安保理の非常任理事国にも就任いたしました。我々の平和への強い意志を、歴史に残る形で世界に示したいと思います。
さらに、本年は、我が国の先送りできない課題である少子化対策・こども政策に正面から取り組んでまいります。
今月に開会する通常国会では、令和5年度予算のほか、税制改正法案、GX実現のための法案、感染症対策の司令塔機能強化のための法案など、国民生活に直結する予算や法案の審議をお願いすることになります。政府として、緊張感を持って審議に臨んでまいりますので、与党の皆様の御協力をよろしくお願い申し上げます。
外交については、G7サミット議長として、今年1年、強いリーダーシップを発揮してまいる所存であり、諸般の事情が許せば、1月9日から、フランス、イタリア、英国、カナダ、そして米国を訪問し、各国首脳と胸襟を開いた議論を行う予定にしております。
このうち、米国バイデン大統領との会談は、G7議長としての腹合わせ以上の意味を持った、大変重要な会談になると考えております。我が国は、年末に、我が国安全保障政策の基軸たる3文書の全面的な改定を行いました。そして、それを形あるものにする、防衛力の抜本的強化の具体策を示しました。これを踏まえ、日本外交・安全保障の基軸である日米同盟の一層の強化を内外に示すとともに、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた、更に踏み込んだ緊密な連携を改めて確認したいと思います。
新型コロナ、物価高やエネルギー危機、厳しい安全保障環境、少子高齢化など、私たちの前には、大変困難な課題が立ちはだかっています。自民党・公明党の安定した政治基盤の上に、国民の皆様と共に、こうした課題を1つずつ解決し、日本の明るい未来を切り拓(ひら)いていきたいと考えております。本年も、引き続き、御理解と御協力を賜りますこと、よろしくお願い申し上げて、今年最初の政府与党連絡会議に当たりましての御挨拶とさせていただきます。」
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出典:首相官邸ホームページ(当該ページのURL)